第1種農地とは?

第1種農地は、外形的には甲種農地と同じ農地です。
優良な農地で、近傍の標準的な農地を超える生産力をもった農地です。
 違いとしては、農業公共投資の中でも、農地の形質に変更を加えるわけではない、排水施設の整備や、区画整理などが行われるもの、また、国や都道府県庁以外の地方公共団体が行うものや、日本政策金融公庫の融資を受けて行うものを含んでいることが挙げられます。
 また、後に説明しますが、第2種農地や第3種農地に該当する場合には、そちらが優先され、第1種農地とはなりません。

第1種農地における農業公共投資


①農業用排水施設の新設または変更
②区画整理
③農地または採草牧草地の造成
④埋め立てまたは干拓
⑤客土(土質を改良するためよそから土を運び入れること)、暗きょ排水その他の農地または採草牧草地の改良または保全のため必要な事業のいずれかの事業、また、
①国、地方公共団体が行う事業
②国または地方公共団体が直接または間接に経費の全部又は一部につき補助その他の助成を行う事業
③農業改良資金融通法に基づき株式会社日本政策公庫または沖縄振興開発金融公庫からの資金の貸付けを受けて行う事業
④その他、公庫からの資金の貸付けを受けて行う事業といった事業も含んでいます。

今回は以上になります。ありがとうございました。

→「行政書士古川元一事務所