さて、この段階まできたら農振除外の申請書を作成し、添付書類をそろえて提出です。農振除外の申出は、数か月に一度しか受け付けてもらえません。まずはその締め切りをしっかりチェックし、また申出の手続きが進んだ後、どのタイミングで農地法の許可申請ができるのかも併せてチェックしておきます。
申出書自体は簡素で、
①申出者と土地の表示
②転用後の計画の概要
③土地の選定理由
④過去に行われた土地改良事業の概要
⑤その農地の耕作者の今後の営農に支障がない旨
を記載します。
添付書類は
①登記事項証明書
②公図
③位置図(案内図)…1/2500の都市計画図に申出地をマーキング
④土地利用計画図…建物などの配置と排水計画の概要を記載
⑤造成計画図…大規模な造成がある場合
⑥土地の使用承諾書…所有者が申出者と違う場合
⑦建物などの平面図、立面図
⑧隣地承諾書…隣地が農地の場合
⑨名寄帳
⑩土地選定理由書…他の所有者の利用状況を記載
⑪代替地の検討表…自己所有地以外も検討に入れて作成
といったところが一般的で、法人であれば法人の登記事項証明書や定款、決算関係書類がプラスされます。
今回は以上になります。ありがとうございました。
→「行政書士古川元一事務所」